ちづ子へのエール住民とともに(質問のエピソードと会議録など)
活動日誌

党シンポジウム「守れ!子どもの命と尊厳」

〇児相の充実 今すぐ/千葉・松戸 党が子ども守るシンポ

高橋議員ら報告

 相次ぐ児童虐待死事件を受けて、子どもの命と尊厳を守るためにどうすればよいのか考えようと、千葉県松戸市の稔台市民センターで29日、シンポジウムが開かれました。

 主催は日本共産党のみわ由美県議事務所。会場は、他党派の市議も含む幅広い参加者でいっぱいになり、用意した資料がすべてなくなりました。

 日本共産党の高橋千鶴子衆院議員と、みわ県議が特別報告しました。

 高橋氏は「児童相談所と児童福祉司を増やすこと、これがスタートラインだ」と強調。野党が児相を現地調査して、児相と福祉司の充実などを含む児童福祉法改正案を共同提案し、政府も緊急対策を行うことに触れ「もともと人口50万人に1カ所とされていた児相の設置基準を緩和したことが問題。せめて中核市(20万人以上)の単位で造ればもっと身近になる」と述べました。

 みわ氏は、松戸市議会が県立の児相を設置することを求める意見書を可決して県に求めてきたのに、県は動かなかったと指摘。県内の児相の一時保護所が定員オーバーで、入所する子どもたちが睡眠や入浴にも苦労している実態を挙げ「松戸に県立児相を。県全体ももっと必要だ」と訴えました。

 パネルディスカッションでは「一つひとつの事例に丁寧な支援が必要」(元特別支援学級担任の斎藤みどりさん)、「母親への心理的支援など、専門家の力が大切」(元保育園園長の長谷川勝子さん)と、児相の強化を求める発言が続きました。

(しんぶん赤旗 2019年6月30日付)

パネリストと参加者=29日、松戸市内

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