私が「化学物質過敏症 家族の記録」を出版して20年。残念ながら同じ病に苦しむ患者は増え続けています。
洗剤の香料などでも体調を崩し外出もできない患者には、国会議員は遠い存在 でした。しかし、災害が相次ぐ中、SNSで繋がった高橋議員に「被災しても入れる避難所がないのです」と相談したところ、2017年2月、「いわてCS(化学物質 過敏症)の会」の調査結果を示して質問して下さり、CSの患者も、障害者差別解 消法や災害時の避難行動支援、生活保護の冬期加算などの対象になることを確 認。山本環境大臣も「深刻な状況を認識した」と答弁。
この質疑のあと、全国の患者から要望が寄せられ、同年6月に再度質問。学校 でのCSの児童生徒の把握、自治体のHPでの啓発の動きを作りました。
私たちのように動けない弱者にも心を寄せ、立場の異なる人とも問題意識を共 有し政治を動かす。高橋千鶴子議員は、国会になくてはならない人です。
小峰奈智子