11月19日。クマ対策調査で渦中の秋田へ。
連日クマが出没し、死傷者も増えているなか、渦中の秋田へ向かい、県の専門委員会の委員長をつとめる県立大学の教授と、猟友会の事務局長からお話しを伺いました。やはりそうだよね、と納得することや、知らなかった!もたくさんあり、本当に深い、いいお話しを聞くことができました。率直な意見交換を大事にしたいので、ここではほんの一部です。
秋田県立大学の星崎和彦教授にお話を聞きました。加賀屋千鶴子県議。秋田県のツキノワグマ管理計画を検討する委員会委員長。気象庁のアメダスならぬ #クマダス の発案も。どこから来て、同じところへ帰るのか、動いているのかなど熊の動態をもっと知り、対策も選択と集中が必要と。
#クマの出没件数 が12000件とも言われる秋田。10月末に目撃情報があり、13日まで立入制限されていた秋田市千秋公園。駅から歩ける距離にブナ林があるのは貴重。本当は価値あることのはず。人が賑やかにしていることがクマを寄せ付けない。ドローンとカメラ使えれば。
千秋公演は今朝も目撃情報があったようですが、今回は立入禁止にはしていないようです。
先生は、7年前からこんなことになる、と警告を発していました。しかしまだまだ情報が足りなかった。もっと人材育成は大事だと。、先生は森林科学
動物と植物の相互作用などを専門とし、松くい虫防除をやってきました。鳥獣害は環境省、の仕切りだけではなく、農業試験場に獣害の部門もおくなど、農水省の役割も重要とおっしゃって、本当にそうだ、と思いました。
…………
#秋田県猟友会 渡邉卓也事務局長からお話をききました。会員1400名。50年前頃は7500〜8000人もいた。普段は普通に仕事をしている方たち。箱罠を仕掛ければ一日一回は見回りが必要。猟銃の管理は厳格、その割に手当が少ないと思う。県は一頭7000円、慰労金2000円一回だけ?市町村はバラバラ、、。
#猟友会 緊急銃猟は住民避難が必要なので、難しい。万が一流れ弾があたったりしたら、保険はあっても個人の責任も問われてしまいます。命がけでやっているのに、、市街地で打つということは猛烈なストレス。野次馬のように取り巻いたり、スマホで写真を撮ろうとすると、音もする、など、住民も理解をしてもらう研修が必要です。
自衛隊は後方支援だが役にたってる?運搬したり埋めることはできるが、自衛隊法のしばりで解体処理もできない。警官はどうか?警官の制服は安心感があるので、住民に対する避難誘導などはとても期待される。なるほど!猟銃は上向きには打てないので、そうしたときライフルも期待される。
長野で警官2名が殉職した猟銃発砲事件があって、以来銃刀法改正がされ、ライフル免許は散弾銃の免許取得から10年連続して登録し続けてはじめて試験をうけることができます。試験も厳しく、登録料も高い。確かに事件は絶対にあってはならないけれど、だからこそ猟友会の貴重な存在を評価して後継も育てていく必要があります。
お二人に共通して言われたのは、「賢く恐れること」行事中止、立入禁止などの措置はクマにとって「人がいない」という、エサも食べ放題など好都合になるので逆効果になりうるということは共感しました。
即効性のある対策はないが、各分野で知恵をだし、総合的にやるしかない。農業や森林整備など中長期的な対策も今からやらないと、との指摘も大事です。
「秋田県のツキノワグマ対策」
https://www.pref.akita.lg.jp/…/%E7%A7%8B%E7%94%B0%E7%9C…

星崎先生

渡邉事務局長

















