今年の予算委員会では分科会を入れて4回登壇しました。新型コロナウイルスが焦点となったからです。
2008年新型インフルエンザ対策で、東京都は単独で市区町村に補助し、防護具50万セットを備えているとして、備蓄の基準と予算措置を求めました。今回、備蓄は全国で24万セットと初答弁。
「あまりに少ない!」。今医療従事者でさえマスクが不足しているのです。クルーズ船にはジムもプールもあり、感染のリスクが高いじゃないか!と指摘、委員会室がどっと沸きました。
厚労大臣は、感染を広めた場所にフィットネスジムなどがあると会見。「だから言ったでしょう」と言いたい場面が続く中、2月27日総理による突然の一律休校要請でした。
トイレットペーパーもない、パンや牛乳もない、乾麺すらない。どうするよ?といったメールが札幌から届きました。ずっと家にいて、外出もできないなんて、子どももおとなもストレスでまいってしまいます。
3月という特別な時期でもあります。東日本大震災で卒業式ができないままバラバラになった子どもたちのことを思い出します。「いつかきっと卒業式やろうね」とママ友と電話をしていた福島のお母さんの言葉も。
「国民の苦難軽減」という立党の精神を発揮し、声を吸い上げ、奮闘することを確認しあいました。大震災の時を思い起こしながら。
※しんぶん赤旗2020年3月7日付「北海道・東北のページ」掲載のコラムです。