ちづ子へのエール住民とともに(質問のエピソードと会議録など)
ちづ子通信

宝の湖(うみ)は訓練場じゃない!

小川原湖の富栄養化・水質悪化と漁獲減問題の調査で、小川原湖漁協で説明を受ける(右から)諏訪益一県議、高橋千鶴子、市川俊光東北町議ら=2010年9月20日、青森県東北町内

 小川原湖のシジミ調査に行ったのは2010年9月のことでした。7市町村にまたがる青森県最大の汽水湖で、天然ウナギは日本一、シラウオ、ワカサギも全国1位ですが、専業漁業者の3分の1がシジミ漁師です。この、小川原湖の水質が悪化し、シジミの漁獲高が半減した、と訴えがあり、現地に行き、町長や漁協の組合長から説明をうけました。親貝をいれておき稚貝を産卵させ、これを放流するんだよとタンクをみせてくれたときは、やっぱり湖に出るとみんな生き生きしているな、と表情をみて思い、「宝の湖(うみ)を守るために党派をこえて頑張らなければ」と決意して戻ってきたのです。

 その小川原湖に、三沢米軍基地所属のF16戦闘機が燃料タンクを2個落としたと第一報を受け取ったのは20日のお昼頃。午後4時すぎにはテレビ中継入りの予算委員会質問に立つ予定でした。現地には市川俊光東北町議や奥本なおみ元三沢市議が飛びました。私は、質疑の時間が迫る中、官邸に連絡して一問、総理に質すことになりました。あの時出会った濱田組合長がテレビの画面で悔しそうに怒りの声を発しています。シジミの最盛期、休漁を余儀なくされたダメージははかりしれません。35戦闘航空団司令官のスコット・ジョーブ大佐は、「ひとけのないことを確認して投下した」とコメントしたそうです。安倍総理は、「原因解明と再発防止につとめる」と答えたものの、私は「再発防止は聞き飽きた。徹底究明と訓練の中止を求める。」と述べ、「小川原湖は米軍の訓練場ではありません!」と力を込めました。

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