連休あけ、会期末近しで大忙しの1週間でした。2回の質問と2回の野党共同法案提出。畑野君枝議員と選択的夫婦別姓などの民法改正案。田村貴昭議員と個人住宅再建に最大500万円拡充する被災者生活再建支援法案。半壊への支援も検討条項にもりこみました。
そんな中、宮城県の中学3年生が訪ねてくれました。民進、自民党議員も訪ねています。「英語教師をやめてまで、なぜ国会議員になったのですか」「若い人に期待することは?」等々。最後に「議員を辞めたいと思うことは?」との質問。ありますよ、何度も!「自分の能力では無理だ」と思う時。国会の裏舞台を知ってしまうなど、人が嫌いになりそうな時です。
「国会議員の給料を減らせばいいのでは、と考えていた私があさはかでした」と感想が述べられ、大恐縮してしまいました。
そこで私から「『国会議員でよかったことは?』も聞いてほしい」と。「取り組んできた法案が成立し、政治は動くんだと思える時。質問したことで、相談者からありがとうと言われた時です」。その日は1時間、障害者総合支援法案に怒りの追及をし、共産党の反対だけで可決されました。傍聴していた男性が、ありがとうございます、と固い握手をしてぽろぽろと悔し涙をこぼしました。怒りと悔しさの中に「やっててよかった」と思う日々です。
※しんぶん赤旗2016年5月15日付「北海道・東北のページ」に掲載されたコラムです。