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ちづ子通信

原発推進大臣の知見とは?

12月8日、衆院東日本大震災復興特別委員会(「衆議院インターネット審議中継」より)

12月8日、衆院東日本大震災復興特別委員会(「衆議院インターネット審議中継」より)

 8日の復興特別委員会。相手は何かとお騒がせな高木毅大臣。女川原発と福島第2原発の再稼働について就任記者会見で高木大臣は、「審査が通ればありうる」と答えました。翌日、「福島第2は他と同列に扱えない」と訂正(?)。自民党電力安定供給推進議連事務局長の高木氏は、全国一原発が集中する福井県出身。原発マネーに染まった「最も適さない」大臣です。

 「女川原発は被災していないと思っているのか?」という問いに、「宮城県にある原発だから、被災と言えるが…」と大臣!「わずか80cm、一歩間違えば同じことになったんですよ!」と怒り爆発!「私は原発に知見がある」などと自負する高木大臣のこの認識が、恥ずかしい。

 原子力規制委員会が敦賀原発2号機の直下に活断層があると認定した2年前、高木氏は国会で田中規制委員長を追及しました。私は「再稼働を言うときは世界最高水準の規制基準と言い、かたや地元の原発が活断層を指摘されれば、もっと慎重に、と言うとは!」と追及。敦賀2号機は延命し、今年11月に再稼働を申請しているのです。

 福島第2原発についても質問しました。冷却機能を失った機器の復旧について、健全性を調べる規制委員会の立ち入り検査の中で、東電は正しいサンプルを出さず、再度の立ち入り検査に。またか!東電。再稼働なんてありえません。

※しんぶん赤旗12月12日付「北海道・東北のページ」のコラムです。

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