国会は6月24日会期末を9月27日へ、過去最長の延長を決めました。「十分な審議時間が必要だから」というのは、全く逆です。通常国会150日と会期を決めているのは、「審議不十分なら廃案」が原則という、数の横暴に対する国会の知恵です。土俵を目いっぱい広げて何でも通せるなんて、絶対に許せません。
19日労働者派遣法案が本会議で自公のみの賛成で可決。私は、怒りの討論に立ちました。法案は昨年2度も廃案になり、修正・再提出なのに、施行日は9月1日。「労働契約見なし制度」10月1日施行に間に合わせるためです。期間制限違反や偽装請負などの場合派遣労働者が派遣先の企業と雇用関係にあると「みなす」厳しい規定です。08年派遣切りが表面化し、翌年民主党政権が誕生。規制強化と派遣労働者保護を打ち出したはずが、自民公明から激しい抵抗にあい、結局自公と修正し骨抜きにされました。唯一残った「みなし規定」さえ、なきものにしようとは、心底許せません。95日も延長するならもう一度差し戻せといいたい。
いま、戦争法案反対のシュプレヒコールが国会前で絶え間なく聞こえています。内閣の支持率も急落!悪法もろとも、安倍内閣の退陣を迫ろう!