志位委員長が「歴史の偽造は許されない『河野談話』と日本軍『慰安婦』問題の真実」と題する見解を発表したのを機に、日本婦人団体連合会の皆さんと懇談しました。
慰安婦問題に対する研究は、大森典子弁護士はじめ、諸団体、研究家による豊かな蓄積があることをふまえ志位さんは、全体像を明らかにしたものではなく、河野談話に対する攻撃が公然と国会でされる情勢の中、政府資料や裁判という動かぬ資料で反論を組み立てたと説明。94年中国人慰安婦訴訟弁護団の大森典子弁護士は、「キムハンスクさんが初めて名乗り出て20年。日本は何で今さらと笑われる。タイムリーな発表」と歓迎しました。在日韓国人の子を担任していたという教師は、「慰安婦の問題は、私が試されていると思った。刺すような目を感じ、歴史と向き合う大事さを訴えてきた」、日本が侵略した東南アジアの農民たちと連帯して行動している農民連からは、タイでの会議で声明文を出そうと決めたなど、それぞれの現場での奮闘に胸が熱くなりました。
この問題は「日本社会をまともにしていく上での試金石」という志位さんの言葉に、決意がにじんでいました。