14日に秋田、16日に岩手の水害調査に行ってきました。「経験したことのない大雨」の傷跡はいたるところに大きく残っています。仙北市田沢湖供養仏(くようぶつ)の土石流現場では、犠牲者が6名に80名を超えた避難者も、お盆には帰りたいと、避難勧告も解除。残った9名を激励しました。「今後は、被災者再建に力を入れたい」と、市長。大館市では、スーパーの店主が消防にかけつけ、川になった道路にロープを渡し、3人のおばあちゃんを助けました。日頃から、一人暮らしなど、事情をよく知っているから。
盛岡市繋温泉では、土砂で源泉タンクやパイプがやられましたが、沸かし湯にするなど、ほとんどが営業を再開していました。膝までつかるお風呂場の泥を必死に掻き出していた旅館では、「20日に学生の合宿があるんだが…」と悔しそう。ひと夏で約20万人という、岩手の代表的な温泉地。「湯めぐり証明書」を発行し、お風呂が復旧しないホテルのお客さんも使えるように、協力しあっています。自民党に言われるまでもなく、被災者は自力で奮闘し、地域で支えあっているのです。だからこそ、国が、がんばらないでどうする?