共謀罪成立弾劾 精神保健福祉法を廃案に つながる心に手錠はかけられない
6月15日、国会議論を無視して共謀罪が強行採決された。
委員会採決を抜きに本会議で採決という暴挙を弾劾する。
私たち全国「精神病」者集団は、共謀罪を私たちの日常の活動、分かち合いと共感そのものを犯罪とするものだ。差別に基づく違憲不当な恣意的拘禁と拷問虐待である強制医療への怒り屈辱、そして奪われた人権否定された尊厳への悲しみと怒りを共有すること、その日常的活動を破壊するものとして、私たちは共謀罪に反対してきた。
市民の怒りの声を無視し与党は共謀罪を強行採決した。
この暴挙を私たちは決して認めない。今後も私たちは団結と連帯を持って、差別を許さず、精神保健体制解体まで、ともに闘い続ける。
この連帯と団結こそ共謀罪を根底から覆す闘いだ
一方今国会で審議されている、精神保健福祉法は、地域支援の充実などではなく、精神保健体制に正式に警察を組み込み、警察と個人情報を共有することを目的とした、まさに精神保健体制を根本的に治安の道具とする法改悪であることは参議院の審議で明らかとなった。
2人なら共謀罪1人なら精神保健福祉法
私たち全国「精神病」者集団は、いかなる弾圧立法のもとでも、仲間の絆を守り、連帯と団結をもって今後も闘い続けることをここに宣言する
2016年6月16日
全国「精神病」者集団
山本眞理