ちづ子へのエール住民とともに(質問のエピソードと会議録など)
ちづ子通信

新しい仲間と新しい風

階上漁協で荒谷正壽代表理事組合長と懇談=11月26日、階上町

 青森県三戸郡階上町(はしかみちょう)は、日本共産党の議員がずっといなかった自治体です。ここに元高校教諭だった寅谷正さんが初議席に挑戦するとして活動を始めました。話題が話題を呼び、町民から12月に行われる町長選に出てほしいと懇願され、いきなりですが町長選出馬を決意することに。
 11月26日、階上町漁協の荒谷正壽(まさとし)組合長と懇談しました。50歳で脳梗塞を患って13年。今も名刺に書ききれないほどの肩書を持ちます。18歳でモールス無線の免許を取り、遠洋の船上へ。何かあっても助けも来ないからと、独学で医師の免許を取りました。「なぜイカは減ったと思う?」と漁業からカジノまで幅広い知見を拝聴したところで、「寅谷さんに何を一番期待していますか」と聞きました。「今の調整は町民の声を聞かない。それじゃダメだ」と党派を超えて町を変えてほしいという期待が集まっているのです。
 昨年の参院選で東北は6県全てで共闘を実らせ、5県で勝利しました。だからこそ総選挙では裏切られた感も強い。でも最後まで市民と野党の共闘を追及し、全国的には大きく実らせた日本共産党への信頼が広がっています。
 国会はまさに正念場。新しい仲間と力を合わせ、再び大きな共闘をつくろうと全力で頑張っています。そして、新しい風は地方からも大いに吹いています。

※しんぶん赤旗2017年12月3日付「北海道・東北のページ」に掲載されたコラムです。

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