不覚! 7日朝の予算委員会理事会で泣きそうになった。開口一番、与党理事が「政府の特別補佐人として規制委員長を出席させたい」と発言。私は「質問者の笠井さんが希望していない。前も指名していないのに答弁した。独立した規制機関なのに政府の代弁はおかしい」と反論。民主理事も質問者の意向を尊重せよと後押ししてくれましたが、与党が譲らない。私は「笠井さんは今国会初質問だ!病気で長く休み今日が再出発。気持ちよくやれるようにしてほしい!」と訴え・・・。
結局、河村委員長は規制委員長を指名しませんでした。31分間。衆参の党議員が見守る中、委員会室に笠井さんの声が響きます。 反対世論が強いなか国や九電主催の住民説明会は全くやられていないことを経産大臣も認めました。
笠井さんは、周辺10自治体が九電に住民説明会を求めていると指摘。水俣市議会の意見書では「川内原発から50キロ圏内。福島でいうと飯舘村と同じ距離」「一度原発の事故が起きれば、全てが水俣病の惨禍以上の状態」になると!
総理も大臣もちゃんとやる、と無責任な答弁に終始し、笠井さんは、「原発ゼロに踏み出すことこそ、福島の事故を経験した日本のなすべきことだ!」と締めくくりました。他党議員も含め、大きな拍手!
お帰りなさい、笠井さん。ひとよんで第一委員会室の男。
※しんぶん赤旗8月12日付「北海道・東北のページ」に掲載されたコラムです。