15日、厚労委員会で社会保障制度改革プログラム法案が強行採決されました。野党はすべて反対、徹底審議を求めましたが、与党が一方的に打ち切りました。民主党議員が委員長のマイクや紙を奪うなど、激しい抵抗をしましたが、ある意味パフォーマンスでもあります。私は、委員会で討論の機会を奪われたのです。いろんな意味で、怒りをこめて19日、本会議での反対討論に立ちました。
ポイントは3つ。民主党が今更反対しようと、基本は昨年の社会保障制度改革推進法に定められていた!憲法25条にある国の責務を投げ捨て、社会保障を単なる「負担の見返り」である「保険」として、個人と家族の責任にしてしまったこと。第2に、詳細な中身は決まっていないのに、将来の法律をしばり、促進させるプログラムを決めたこと。第3に、検討内容が、介護はずしや高齢者医療の負担増、年金引き下げや支給年齢先延ばしなど改悪ぞろいであること。難病患者の40年来の願いだった法制化をはじめて盛り込んだのに、大幅な負担増や、認定基準などでふるい分けること!「高橋さん、怒りがみなぎっていたよ」と、生活の党の議員から言われました。