ちづ子へのエール住民とともに(質問のエピソードと会議録など)
ちづ子通信

ほしいのは賠償じゃなくお客さん。

「ちっこ、ハワイさ行くぞ!」と父が突然言いました。ハワイといっても常磐ハワイ。福島県いわき市湯本温泉にある、映画「フラガール」の舞台となった常磐ハワイアンセンター、今はスパリゾートハワイアンズです。私が小学生の頃、マイカーもなく、新幹線もないですから電車を乗り継いで。フラダンス、温泉プールや植物園、本物のハワイは見たことないけれど、夢のように楽しかったのを覚えています。
  そのハワイアンズは、震災と原発事故で甚大な被害を受けましたが、一度はバラバラになったフラガールが再結成、全国キャラバンなど、大変な努力で一年後に再開しました。
   20日、いわき市の旅館ホテル組合の皆さんと懇談しました。党国会議員団福島チームの調査です。東電は、「ハワイアンズの客が戻っているから、風評被害はない」と言い切ったそうです。加害者でありながら、具体的な資料を出せ、と湯本温泉の旅館の追加賠償の申請を拒否。28軒あった旅館の4軒は廃業、今後もいれると6軒。都民の意識調査でも福島に行くのを躊躇する人が3割もいるのに。
  小名浜などの海辺の旅館では、地元の海の魚を出し、子ども連れの海水浴客が主役でした。原発事故で魚が採れなくなり、海に子どもの姿はなくなったと。心の中で「誰のせいだ。明らかじゃないか!」と叫んでいました。予定時間をオーバーして次々と発言が飛びます。「ここまで頑張ってきて、賠償が打ち切られたら本当に困る。だけど、本当に望むのは賠償じゃなく、客が戻ることなんです」と、林会長。怒りと悲しみを感じながら、チーム一同、しっかりつなぎます!と約束しました。

常磐ハワイアンセンターにて

いわき市旅館・ホテル業連絡協議会の皆さんと懇談=20日、いわき市

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