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ちづ子通信

厚労委 きょうも全力投球 「年金情報流出問題」

6月13日付しんぶん赤旗「北海道・東北のページ」より

6月13日付しんぶん赤旗「北海道・東北のページ」

 労働者派遣法廃案めざし、厚労委員会で審議中に、125万件の年金情報流出問題が発覚! 徹底究明を求める声を無視して、派遣法の採決に維新が応じ、委員会は激しい与野党の攻防に突っ込みました。

 2008年秋のリーマン・ショックを契機に派遣法改正をかかげて09年に政権交代したはずが、規制強化にわずかでも踏み出した政府案は、自公修正によって骨抜きにされ2012年に成立しました。それすらも骨抜きにし、「生涯ハケン」にするのが今度の改悪案です。
 一方、年金情報問題は、5月8日一本のメールからウイルスに感染したのに、29日までネットを遮断せず、感染を広げました。5000万件の「消えた年金」問題が発覚した時は安倍総理、塩崎官房長官でした。そして責任を全部社保庁職員に押し付け525人もの大量解雇、年金裁定と差し押さえ以外は「外部委託」を基本とする年金機構を誕生させました。皮肉にも、今回流出した年金情報の一部は、消えた年金の記録突合センターのデータでした。

 多数決が原則の国会で野党に許された数少ない抵抗手段があります。昨年も、与党の横暴は許さないと、民主党とともに私も委員会を退室した時、「ふだんはやらない共産党も欠席した」と報じられ、その後、派遣法廃案にまで追い込んだのです。
 生きること全てにかかわる厚労委員会。今日も全力投球です!

※しんぶん赤旗6月13日付「北海道・東北のページ」に掲載されたコラムです。

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