ちづ子通信

「帰る意欲が萎える」-事故から時間が止まった街で

 27日、県議団とともに福島県富岡町に入りました。第1原発と第2原発の真ん中あたりにある同町は、3月25日に「避難指示解除」「居住制限」「帰還困難」と3つの区域に再編されました。前日、郡山市内にある仮説住宅で、副町長、自治会長、住民らと懇談しました。「私はBランク」という自治会長の言葉にどきっとしました。区域の名前が長くて覚えられないからだと。みなし仮設住宅などの避難者交流施設、絆カフェを運営している小林さんは、「がんばるとか、怒りとか、エネルギーが出てこない」という利用者の声を紹介。一時帰宅をしても、家の中でねずみと目があったり、たんすの引き出しを開けると「ねずみの団地」になっている!「帰る意欲が萎えるのです」という住民の声を、翌日私たちは現地に入って実感することになりました。

 桜並木が自慢の富岡町。この日わたし達が通ったのはわずか300メートル。残り2.7キロはバリケードのむこうに。地震と津波に襲われ、災害対策本部会議を開いた部屋は、食べかけのおにぎりが炭化し、軽石のようなかじりかけのパンがテーブルの上に転がっていました。そして住居に足を踏み入れると、牛や豚に荒らされ、床中ねずみの糞が。「ともかく逃げろ!」と町を飛び出した皆さんが、2年たっても戻れないとは、その時誰が想像したでしょうか。ここが原点、忘れてはならないのです。

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