医師・看護師の増員を
高橋氏 「増やす立場に立て」 / 衆院委
日本共産党の高橋千鶴子議員は13日の衆院厚生労働委委員会で、医療・医師法改定案に関して医師・看護師の増員が必要だとただしました。
高橋氏は、医師不足の背景には1982年から2008年まで続いた医学部の定員抑制があったと指摘。定員増に転じてから青森県では臨床研修の修了者82人中56人が県内に残りました。高橋氏は地方自治体が努力してきた結果だと述べました。加藤勝信厚労相は「成果が表れている」として法案を通じ「地域偏在を解消したい」と答えました。
高橋氏は医師の働き方改革について、過労死ラインを超える月100時間、80時間残業を仕方ないという議論は正しくないと指摘。地域での必要な医療と医師の健康を両立させるためには「医師を増やすしかない、との立場に立つべきだ」と強調しました。
日本医労連の調査では看護師の約6割が仕事量が増えたと答え、仕事を辞めたいと思う(いつも・ときどき)が75%でした。高橋氏は「看護師増員と夜勤を減らすなどの待遇改善は待ったなしだ」と追及しました。
加藤厚労相は、地域によって看護師不足の医療現場があると認め「看護職員の確保、勤務環境の改善を図るのが重要」だとして、院内保育所整備などの施策を紹介しました。
(2018年7月16日付より)
――議事録――
※正式な議事録が出来次第、更新します。
――資料――