ちづ子へのエール住民とともに(質問のエピソードと会議録など)
政策と提案

2003年の保育所待機児童数

保育所待機児が最多

4万4千人 “ゼロ作戦”で増え続け

保育所の入所を申し込んでいるのに空きがなくて入れない待機児童が、二〇〇三年十月一日時点で前年同期より約千人多い四万四千二百八十五人に達したことが四日までにわかりました。厚生労働省が毎年四月と十月に実施している全国的な調査で、過去最多の待機児童数となりました。日本共産党の高橋千鶴子衆院議員の求めに応じて厚労省が明らかにしました。

 都道府県別では、東京都が最多で八千八百三十人。続いて大阪府七千九十七人、神奈川県五千二百三十七人。政令市では、大阪市二千二百九十六人、横浜市千八百九十六人、川崎市千三百七十人と続いています。

 希望の認可保育所を申し込んでも入れず、一時的に無認可保育施設などを利用している子どもたちを含めると、待機児童は六万七千七百九十五人にのぼります。厚労省は従来、こうした子どもたちを待機児童として集計してきましたが、小泉内閣になった二〇〇一年から除外しています。

 今年度は小泉内閣が実施してきた“待機児童ゼロ作戦”の最終年です。しかし、同省保育課の担当者は「“ゼロ作戦”終了後も待機児童をなくすことはむずかしい」と話しています。

 保育所数は一九八五年の二万二千八百九十九カ所を最高に年々減少。二〇〇一年度に十六年ぶりに増加し、その後もわずかに増えていますが、公立保育所は〇一年度以降も四百五十八カ所減っています。

2004年5月5日(水)「しんぶん赤旗」より転載

 

平成15年の保育所待機児童数 (厚生労働省提出資料)

都道府県
4月1日
10月1日
指定都市・中核市
4月1日
10月1日
北海道
19
136
75
358
48
札幌市
184
288
518
826
青森県
188
670
120
345
49
仙台市
637
784
812
1082
岩手県
174
238
107
159
50
さいたま市
230
416
594
770
宮城県
240
290
417
534
51
千葉市
159
223
415
466
秋田県
66
74
39
47
52
横浜市
1123
1850
1896
3077
山形県
156
236
346
496
53
川崎市
699
1311
1370
2386
福島県
190
267
275
392
54
名古屋市
499
770
1063
1458
茨城県
400
724
707
955
55
京都市
225
433
378
709
栃木県
25
74
75
109
56
大阪市
1355
1915
2296
3286
10
群馬県
76
167
100
245
67
神戸市
934
1493
1365
2181
11
埼玉県
1579
2126
2564
3799
58
広島市
259
403
369
534
12
千葉県
870
1676
1404
2337
59
北九州市
90
370
164
583
13
東京都
5208
8396
8830
13344
60
福岡市
435
601
737
833
14
神奈川県
674
1126
1291
1956
 小  計
6829
10857
11977
18191
15
新潟県
15
34
24
40
61
旭川市
222
317
413
566
16
富山県
0
0
2
2
62
秋田市
185
281
204
353
17
石川県
0
0
0
0
63
郡山市
92
143
132
245
18
福井県
0
0
0
0
64
いわき市
0
0
0
0
19
山梨県
0
9
3
11
65
宇都宮市
34
105
79
178
20
長野県
2
2
0
0
66
川越市
112
172
224
349
21
岐阜県
0
3
9
9
67
船橋市
52
160
83
275
22
静岡県
173
328
297
551
68
横須賀市
46
77
47
186
23
愛知県
270
445
503
693
69
相模原市
402
580
633
1031
24
三重県
23
68
108
153
70
新潟市
11
12
0
0
25
滋賀県
222
259
423
464
71
富山市
0
0
0
0
26
京都府
44
88
83
185
72
金沢市
0
0
0
0
27
大阪府
1591
2583
3453
5340
73
長野市
0
0
0
0
28
兵庫県
730
1207
963
1542
74
岐阜市
0
0
0
0
29
奈良県
40
90
117
206
75
静岡市
44
79
58
58
30
和歌山県
2
31
16
52
76
浜松市
372
425
614
674
31
鳥取県
1
12
78
133
77
豊橋市
0
44
0
23
32
島根県
185
226
156
250
78
岡崎市
0
0
0
0
33
岡山県
92
98
107
150
79
豊田市
11
16
126
148
34
広島県
1
56
46
92
80
堺市
832
1269
1101
1759
35
山口県
14
76
42
100
81
高槻市
85
112
247
285
36
徳島県
88
208
141
285
82
姫路市
150
251
226
372
37
香川県
3
14
13
34
83
奈良市
125
170
216
314
38
愛媛県
2
28
0
0
84
和歌山市
0
7
10
33
39
高知県
0
5
16
22
85
岡山市
0
93
0
46
40
福岡県
240
409
405
550
86
倉敷市
91
176
76
144
41
佐賀県
55
143
97
210
87
福山市
0
46
0
26
42
長崎県
50
115
66
124
88
高松市
48
76
76
106
43
熊本県
158
336
43
117
89
松山市
20
274
48
306
44
大分県
29
141
17
89
90
高知市
95
202
252
465
45
宮崎県
0
29
1
21
91
長崎市
224
227
368
382
46
鹿児島県
53
108
68
106
92
熊本市
26
150
42
105
47
沖縄県
2051
2672
2624
3590
93
大分市
46
79
87
124
小  計
15999
26023
26271
40197
94
宮崎市
0
59
0
56
           
95
鹿児島市
230
318
675
798
             小  計
3555
5920
6037
9407
             合  計
26383
42800
44285
67795

※都道府県の数値には政令指定都市、中核は含まない ※「旧」・・・従来の待機児童の定義に基づく集計 ※「新」・・・「旧」定義から、1―付近に保育がない等やむを得ない事由により、保育以外の場で適切な保護を行うために、地方公共団体における単独保育施策(いわゆる保育室・保育ママ等)を実施している場合には、その単独保育施設で保育されている場合、2―他に入所可能な保育所があるにも関わらず、特定の保育所を希望し、保護者の私的な理由により待機している場合をのぞいた集計

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