お便り紹介

青少年健全育成基本法についてーヒビトさん

今回意見させていただくのは国会で審議される青少年健全育成基本法についてです。

私はこの法案に反対です。

私はこの法案に反対される議員の方々が少ないと聞き国民の意見を少しでも国会の審議に取り入れて頂きたいと思い今回はこのような形で意見をさせていただきます。

理由については簡易に説明させていただきます

法案の『健全』とは一部議員によって定められたものでそれを国民全員の共通認識として定めるのは民主制に沿っているとは思えません。

大人が決めた『健全』という理想像に青少年を育成するのは青少年自身の自由意志の剥奪でしかなく『育つ権利』の間接的な違憲と感じます。また一部の議員が定めた『健全』という認識を国民である青少年に強要するのは『精神の自由』を侵しているのではないでしょうか。

私が強く感じているのはこの法案の『健全』が一部の人間の価値観の強要でしかなく、それは許されないということです。

 

二十一条に『言論・出版その他の表現の自由を妨げることが無いように配慮しなければならない』とありますが、この表現では配慮すれば自由を妨げることが許されてしまいます。

具体的には『青少年の健全育成に関する措置・施策』として様々なものを排斥することが可能だと考えられます。

もしこの法案が成立してしまえば曖昧な定義のもとに権利の侵害が合法化されてしまいます。自由は配慮されれば侵してよいものではなく。絶対に守られなければいけないものです。

またこの法案により表現の規制化が激しくなり制作側もそれを指摘されクレームを受けることを危惧してコンテンツの生産に消極的になり業界が衰退してしまいます。日本のエンターテイメントは海外からも高く評価され日本の誇れる文化であり、その根幹はコンテンツの自由性と言っても過言ではありません。

このエンターテイメントという文化の衰退は日本の経済面でも大きな影響を与えると思われます。

 

この法案は改案前の子ども・若者育成支援推進法と大きく変わっています。

改案前は子どもの権利・意見・利益が第一で子供を助けるための法律でしたが、改案後は子どもの権利・意見・利益については無視されており率直な感想を言わせていただければ子供を締め付けるための法律、そしてそれを理由に一部の人間が気に入らないものを排斥する為の法律です。

以上の通り基本理念が大きく変わっておりこれは改案ではなく全く別の法案でしかないと思います。

また子ども・若者育成支援推進法では学校・仕事に行けず生活が困難な子供を支援するという内容がありますが改正後は削除されています。この内容によって生活が保たれている国民も少なからず存在し、この内容の削除により生活が困難になるということがあり得ます。そういった人たちに対する支援が無くなるというのは見過ごせるものではありません。

また改正の請願理由を拝見しましたが内容を簡潔にまとめさせていただければ『近年の青少年の問題視される行動はすべて青少年が興味関心を持っているコンテンツが原因でありそれらすべてを排斥するべきだ。』というものであまりに前時代的な発想で感情的な発想だと感じるとともに憤りを感じます。このような発想から生まれた価値観を、国を担う議員が国民に強要するなどということは許されないことです。

 

これらを踏まえた上で私は青少年健全育成基本法に反対します。

どうかご検討のほどよろしくお願い申し上げます。

 

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