ちづ子へのエール住民とともに(質問のエピソードと会議録など)
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1億総活躍プランは絵に描いた餅で実効性はない――岩崎佑さん

私は岩崎佑と申します。私は突発性拡張型心筋症という難病の患者です。厚生労働委員会で委員を勤める高橋先生なら私のような難病患者の窮状を理解して頂けると思いメールしました。

 

以下の内容は、朝日新聞大阪版の「声」欄に投稿し、採用されたものですが、選挙前で政府に遠慮したのか、削除された部分です。削除されなかった部分は6/14日の朝日新聞の「声」欄に採用される予定らしいです。長くなりますが、最後まで読んでいただければ幸いです。

 

  昨年度、私は難病患者として公務員試験に合格し、官庁訪問を行い、近畿の警察局や防衛局といった政府機関の面接にのぞみました。そこでは面接カードに既往歴を持っていないか書く欄があったり、また、持病があるかどうかを問いただされ、自分の病気について告白することを余儀なくされました。これらの質問はたとえ解答は任意で、拒否する権利があったとしても、既往症のない人は既往症がないと必ず答える以上、回答を拒否した人は既往症のある人だと推定されます。つまり、こういった質問は実質的には既往症のある人を特定し、健康でない人を差別し排除する意図の質問でしかありません。難病患者であると伝えた所の面接はすべて落ちました。陸上自衛隊の事務官に至っては防衛局と同じ、防衛省管轄だったからか、ありもしない人事院の許可を持ち出された上、そのような許可など法律上、必要ない旨を指摘すると、三月の終わりに面接の予定の無期限延期を通告され、面接の計画を撤回されました。これは行政手続法で言うところの利益処分の撤回に当たりますが、弁明書の提出の機会すら与えられていません。まるで、難病患者への合理的配慮を求める障害者差別解消法が施行される前にできる限り差別をしておこうとかけこみ差別にあったかのようでした。

現在はワーキングプアとして糊口をしのいでいます。

 

  高橋先生には政府が1億総活躍プランで難病患者の就職支援を掲げていますが、実際は民間の模範となるべき政府機関こそが率先して難病患者を差別をしている現状を追及していただき、政府の1億総活躍プランが絵に描いた餅で実効性のないものだと世間に知らしめていただければ幸いです。

 

  長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます。

  この内容はぜひ同僚の国会議員の方にも広めて頂ければ幸いです。

 

  高橋先生のご健勝とご活躍をお祈りしております。

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