5月25日

「自民党質問に大きな拍手!−口蹄疫被害に対応遅すぎた」

 人間に食べられることもなく、健康なままワクチンを打たれ、処分される牛や豚―あまりに悲惨で、畜産農家の悲鳴が胸にささります。宮崎県で発生した口蹄疫は戦後最大の畜産被害となりました。政府は、発生10キロ圏内の牛豚にワクチンを接種し、20万頭殺処分で被害を食い止めると発表。「そこまでやるのか、と言われるくらい思い切った対策をとる」と赤松農水大臣はテレビで自慢していましたが、遅すぎるのです。党は連休前に申し入れをしましたが、事態を甘く見た大臣は、連休中急ぎでもない用事で外遊していたのです。
20日の本会議では、民主党議員が「お見舞いを申し上げます」と言うべきところを「お祝い」と間違って、議場が騒然!一方、自民党は宮崎県出身の江藤拓議員が、「牛と一緒に私も埋めてくれ」と泣いた農家の声などを紹介しながら、政府の対応を厳しく批判し、全面的な対策を提案しました。私も思わず、大きな拍手。今は国会が一丸となって農家の悲鳴に応えるときです。
ps:本会議は、6次産業法案という農水所管の法案の質疑でした。わが党は本会議で枠がなく、質問はしていません。政府申し入れは4月、5月と2回行っています。

(ちづ子記)