ちづ子へのエール住民とともに(質問のエピソードと会議録など)
ちづ子通信

トランプ氏が最初に切るカードは何?

2015年2月27日の予算委員化でTPP交渉からの撤退を求める高橋ちづ子(「衆議院インターネット審議中継」より)

2015年2月27日の予算委員化でTPP交渉からの撤退を求める高橋ちづ子(「衆議院インターネット審議中継」より)

 米国大統領選は、大方の予想を裏切って共和党のドナルド・トランプ氏が当選しました。過激な発言や女性蔑視発言などが目立ったものの、深刻な格差と貧困など現政権への不満の方が上回ったのでしょう。

 昨年2月の予算委員会。私は「期限内にTPP成立というが、期限とはいつか?」と質問。甘利当時の担当大臣は、「大統領選前に決めないと、漂流しかねない」と答えました。まさに今がそうです。

 2013年4月の予算委員会では、5分野の重要品目については何の進展もないのに、アメリカの懸念事項だった自動車については具体的譲歩を迫られている、と追及しました。甘利大臣は、「アメリカは自動車に関する関税を取っ払うことを約束したのだから、もう交渉に入る前に一つとれた」と答弁したのです。私は、「関税を取っ払うのはTPPの原則であり、それをできるだけ後伸ばしにしただけ」その程度が日本の「唯一のカード」と追及しました。トランプ氏は、「牛肉並みに日本の自動車の関税も38%にしたらよい」と叫んでいます。トランプ氏が最初にどのカードを切ってくるか?手持ちのカードのない日本に残された道は、キッパリ撤退以外にありません。

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